フォークリフトの燃料の違い|屋内で使うなら選択肢は限られる

フォークリフトを選ぶとき、種類の次に決めるのが動力です。ここは好みではなく、使う場所でほぼ決まります。特に屋内で使うなら、選べるものは限られます。
屋内か屋外かでまず絞られる
| バッテリー式 | エンジン式(ディーゼル等) | LPG式 | |
|---|---|---|---|
| 排ガス | なし | 多い | 比較的少ない |
| 屋内での使用 | 最適 | 換気が十分でないと不可 | 換気があれば可 |
| 音 | 静か | 大きい | 中程度 |
| 力(登坂・重量物) | やや弱い | 強い | 強い |
| 連続稼働 | 充電が必要。1回の充電で数時間 | 給油すればすぐ再開 | ボンベ交換ですぐ再開 |
| 本体価格 | 高い | 安い | 中程度 |
| 運転費 | 安い | 燃料価格に左右される | 中程度 |
食品や医薬品を扱う倉庫では、排ガスの問題からバッテリー式一択になります。逆に屋外のヤードで重量物を長時間扱うならエンジン式が現実的です。
バッテリー式の落とし穴は充電時間
バッテリー式で見落とされやすいのが充電に要する時間です。従来の鉛バッテリーでは、充電に8時間前後、そのあと冷ます時間も要ります。つまり1日1シフトなら回るが、2交代・3交代では足りないということが起きます。
対策としては、バッテリーを2セット持って交換しながら使う、急速充電に対応した機種にする、リチウムイオンバッテリーの機種を選ぶ、といった方法があります。リチウムイオンは継ぎ足し充電ができるので、休憩時間に足すという使い方ができます。ただし本体価格は上がります。
バッテリーの寿命と扱いについてはバッテリー交換で解説しています。
LPGという選択肢
日本ではあまり見かけませんが、LPG(プロパン)を燃料にする機種があります。ボンベを交換するだけで再開できるので稼働率が高く、ディーゼルより排ガスがきれいです。
難点はボンベの調達と保管です。供給してくれる業者が近くにいるかどうかで、実用性が変わります。導入前に燃料の供給体制を確認してください。
総額で比べる
本体価格だけを見るとエンジン式が安く見えますが、燃料費と整備費を含めた5年、10年の総額では逆転することがあります。判断の材料はこうなります。
- 稼働時間が長いほど、運転費の安いバッテリー式が有利になる
- 稼働時間が短いなら、本体が安いエンジン式で足りる
- バッテリー式は数年ごとにバッテリー本体の交換費用が発生する。ここを計算に入れる
- エンジン式はオイル交換などの定期整備が要る
購入かレンタルかの判断はレンタルとリースの違いもあわせてご覧ください。
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