学科の計算問題の解き方
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学科試験で一番不安がられるのが計算問題。でも安心してください。出るパターンは実質2系統で、足し算・掛け算・割り算しか使いません。考え方の型だけ持って行きましょう。
パターン1:荷重中心と許容荷重
フォークリフトは「爪の付け根から荷物の重心までの距離(荷重中心)」が遠くなるほど、持てる重さが減ります。試験ではこの関係が問われます。
- 基本の考え方:最大荷重は「規定の荷重中心(多くは500mm)での値」。荷重中心がそれより遠い荷物は、最大荷重より軽いものしか持てない
- 出題例:「最大荷重2.5tのフォークリフトで、荷重中心が規定より遠い荷を運ぶとき、許容荷重はどうなるか」→ 答えの方向は必ず「小さくなる」
- 荷重表(荷重曲線)の読み取り問題も同じ考え方。グラフの見方は最大荷重と荷重曲線の記事で予習できる
数値計算よりも「遠くなるほど持てない」という関係の理解が問われます。てこの原理をイメージできれば、初見の問題でも方向を間違えません。
パターン2:安定度・モーメントの考え方
もう一つの系統は、車体の安定に関する問題です。
- モーメント=重さ×距離。荷物側のモーメントが車体側のモーメントを超えると前に転倒する
- 出題例:「荷重×荷重中心距離」と「車体重量×車体重心距離」を比べさせる問題。掛け算2回と大小比較で解ける
- 数字が出てきても慌てず、「どちらのモーメントが大きいか」を計算するだけ
単位(トンとキログラム、メートルとミリメートル)の換算ミスが唯一の落とし穴。1t=1,000kg、1m=1,000mmを問題用紙の余白に書いてから解き始めると事故が防げます。
試験全体での位置づけと勉強法
- 計算問題は学科試験の一部にすぎず、配点の中心は知識問題(構造・法令・安全)。計算が苦手でも他で十分カバーできる
- 講義中に講師が例題を解いてくれる。そこで解き方の型を1回なぞっておけば、試験は同じ型の数字違いが出る
- 合格基準は科目ごとの足切り+全体6割程度が一般的。満点を狙う試験ではない
前日の予習は、学科試験対策の記事で全体像を見て、この計算2パターンを1回ずつ手を動かして解いておく。これで十分です。数学から離れて何十年の方も普通に受かっている試験なので、身構えすぎないでください。
対応する教習機関
メーカー系キャタピラー九州 福岡教習センター
キャタピラーグループの登録教習機関。建機系の技能講習を幅広く実施。
協会系福岡県労働基準協会連合会
労働基準協会系の教習機関。県内各地で技能講習を開催。
民間JCフォークリフト教習センター
フォークリフト講習専門の教習センター。Webで日程確認・申込みができる。