トラック積み付けの基本
倉庫作業の花形であり、もっとも神経を使うのがトラックへの積み込みです。積み付けの質は、走行中の荷崩れ=道路上の事故に直結します。基本の考え方を押さえましょう。
積む順番の考え方
- 配送順の逆から積む:先に降ろす荷を後(扉側)に。積み込み前に配送ルートをドライバーと確認するのが第一歩
- 重いものを下・前方(キャブ側)に:重心を低く前に。上に重い荷を載せると荷崩れと下の荷の潰れを招く
- 荷姿を揃えて壁を作る:同じ高さ・形の荷でまとまりを作ると崩れにくい
- 積み付け図(バース指示)がある現場ではそれが正。判断に迷う荷は自己判断せず確認
偏荷重と隙間の管理
走行中の荷崩れの主因は、偏荷重と隙間です。
- 左右の重量バランス:片側に重い荷が寄ると、カーブで車両が不安定になる。左右交互に積む意識を
- 前後のバランス:後ろに寄りすぎると軸重オーバーや操縦性への影響。前に寄せるのが基本だが、極端な前寄りも前軸に負担
- 隙間を残さない:荷と荷の隙間は走行中に荷が動くスペースになる。埋め木・エアバッグ(緩衝材)・ラッシングで固定するのは基本ドライバーの領分だが、固定しやすい積み方をするのはフォークマンの腕
「積んだ後にドライバーがラッシングしやすいか」まで考えられると、現場での信頼が一段上がります。
安全と連携の実務
- 荷台への進入前にプラットホームとの段差・渡り板を確認:荷台内作業がある場合、トラックの逸走防止(輪止め・キーパー)がされているかも確認。荷台とホームの隙間への転落は重大事故の典型
- ドライバーの位置を常に把握:荷台付近で作業するドライバーとの接触事故が多い。「積みます」「離れてください」の声かけを習慣に(歩行者安全の記事参照予定)
- 爪を上げたままの移動をしない:ホーム上でも走行の基本は同じ
- 積み込み中にトラックが動く事故を防ぐため、キー預かり・合図のルールがある現場ではそれを厳守
積み付けは、フォークリフト技能と物流知識の交差点。ここが得意になると、現場での市場価値が確実に上がります(資格手当の記事)。
対応する教習機関
メーカー系キャタピラー九州 福岡教習センター
キャタピラーグループの登録教習機関。建機系の技能講習を幅広く実施。
協会系福岡県労働基準協会連合会
労働基準協会系の教習機関。県内各地で技能講習を開催。
民間JCフォークリフト教習センター
フォークリフト講習専門の教習センター。Webで日程確認・申込みができる。