フォークリフトの種類と使い分け|現場に合うのはどれか

最終更新日: 2026-08-01

フォークリフトと聞いて思い浮かぶのは、たいてい座って運転するタイプでしょう。実際には用途に応じて何種類もあり、現場に合わないものを入れると使いにくいまま何年も使うことになります。

この記事の目次
  1. 大きく分けると2つ、細かく分けると多い
  2. カウンターとリーチはこう選ぶ
  3. 求人でどちらが多いか
  4. 見落とされがちな選定基準

大きく分けると2つ、細かく分けると多い

種類特徴向いている現場
カウンターバランス式座って運転。後部のおもりで釣り合わせる。屋外もこなすトラックへの積み降ろし、屋外のヤード
リーチ式立って運転。マストが前後に動く。小回りが利く倉庫内、通路の狭いラック作業
ウォーキー式(歩行式)人が歩きながら操作する。小型で安価狭い店舗や工場のバックヤード
オーダーピッカー運転席ごと上がる。ラックから手で品物を取るピッキング作業のある物流センター
サイドフォーク横向きに荷を差す長尺物(鋼材、木材、パイプ)
三方向スタッキングフォークが左右に振れる。通路が極端に狭くて済む超狭通路の自動倉庫に近い環境

資格の面では、これらはすべて「フォークリフト運転技能講習」で扱えます。種類ごとに資格が分かれているわけではありません。ただし操作感はまったく違うので、実際に動かす前に慣らす時間は要ります。

カウンターとリーチはこう選ぶ

この2つで大半の現場が回るので、選び方を整理します。

カウンター式リーチ式
運転姿勢座席に座る立ったまま。横向きに立つ機種が多い
回転半径大きい。通路幅が要る小さい。その場で回れる
屋外得意。段差や不整地も走れる不向き。小径タイヤで段差に弱い
速度速い遅め
長時間作業座れるので疲れにくい立ちっぱなしで腰に来る

倉庫内だけならリーチ、トラックの積み降ろしがあるならカウンター、というのが基本線です。両方あるなら使い分けます。操作の違いはリーチ式とカウンター式の違いで詳しく解説しています。

求人でどちらが多いか

物流倉庫の求人ではリーチ式の経験を求めるものが多く、製造業や建材・資材系ではカウンター式が中心です。求人票に「リーチ経験者歓迎」と書かれていたら、倉庫のラック作業だと考えて差し支えありません。

技能講習の実技はカウンター式で行うのが一般的なので、資格を取っただけではリーチ式は動かせません。入社後に現場で慣らすことになります。ここを面接で正直に言っておくと、あとが楽です。

見落とされがちな選定基準

  • 通路幅:機械の回転半径に対して通路が足りないと、切り返しが増えて作業時間が伸びます
  • 天井高:マストを上げたときの全高が梁やスプリンクラーに当たらないか
  • 床の強度と平滑さ:荷重が集中するので、床が弱いと沈みます
  • 屋内で使う燃料:排ガスの問題があります。燃料の違いを参照してください

対応する教習機関

メーカー系キャタピラー教習所 東関東教習センター

会場:千葉県柏市(常磐道柏IC近く)

キャタピラーの登録教習機関。出張講習に対応。

メーカー系コベルコ教習所 尼崎教習センター

会場:兵庫県尼崎市

コベルコ建機グループの教習機関。外国語コース・eラーニングに対応。

メーカー系キャタピラー九州 福岡教習センター

会場:福岡

キャタピラーグループの登録教習機関。建機系の技能講習を幅広く実施。

フォークリフト技能講習の教習機関一覧を見る

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