フォークリフト講習の免除条件まとめ|11時間・15時間・31時間・35時間コースの分かれ目
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フォークリフト講習の時間は、持っている運転免許と1トン未満のフォークリフトの運転経験で決まり、11時間・15時間・31時間・35時間の4つに分かれます。大型特殊免許(カタピラ限定なし)があれば11時間、普通免許などがあれば31時間で、運転経験による短縮には事業主の証明が必要です。自分がどのコースに当たるか、免除される科目、証明書の注意点を順に説明します。
フォークリフト講習の免除条件は?一覧で見ると?
運転免許の種類と、1トン未満のフォークリフトの運転経験の月数で、4つのコースに分かれます。フォークリフト運転技能講習規程と滋賀労働局の「各種技能講習・受講条件等一覧」をもとに整理しました。
| 条件 | 学科 | 実技 | 合計 | 日数の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 大型特殊免許(カタピラ限定なし)がある | 7時間 | 4時間 | 11時間 | 2日 |
| 普通・準中型・中型・大型免許または大型特殊(カタピラ限定あり)があり、1トン未満の運転業務に3か月以上従事 | 7時間 | 4時間 | 11時間 | 2日 |
| 運転免許はないが、1トン未満の運転業務に6か月以上従事 | 11時間 | 4時間 | 15時間 | 3日 |
| 普通・準中型・中型・大型免許または大型特殊(カタピラ限定あり)がある | 7時間 | 24時間 | 31時間 | 4日 |
| 上のどれにも当たらない | 11時間 | 24時間 | 35時間 | 4.5〜5日 |
日数は教習機関の時間割による目安です。いちばん多いのは、普通免許だけを持っている人の31時間コースです。
免除されるのはどの科目?
免除されるのは「走行」に関する2科目だけで、荷役(荷を持ち上げて運ぶ操作)の学科と実技はどのコースでも同じだけ受けます。
| 科目 | 時間 | 免除される人 |
|---|---|---|
| 学科:走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 | 4時間 | 大型特殊・普通・準中型・中型・大型免許がある人 |
| 学科:荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 | 4時間 | 免除なし |
| 学科:運転に必要な力学に関する知識 | 2時間 | 免除なし |
| 学科:関係法令 | 1時間 | 免除なし |
| 実技:走行の操作 | 20時間 | 大型特殊(カタピラ限定なし)がある人、運転経験の条件を満たす人 |
| 実技:荷役の操作 | 4時間 | 免除なし |
31時間コースの4日間はどんな時間割?
1日目が学科7時間と学科試験、2〜4日目が実技24時間で、最終日の最後に実技試験という組み方が一般的です。ある教習機関の31時間コースの時間割は次のとおりです。
- 1日目:荷役装置の構造と取扱い(4時間)、運転に必要な力学(2時間)、関係法令(1時間)のあと、夕方に学科試験
- 2日目・3日目:走行の操作(実技)を1日8時間ほど
- 4日目:午前に走行の操作の残り、午後に荷役の操作(4時間)、最後に実技試験
11時間コースでは、走行の操作の20時間がなくなるため、1日目の学科と、2日目の荷役の実技・実技試験の2日間で終わります。1日ごとの過ごし方は講習4日間の流れで紹介しています。
大型特殊免許があると何時間になる?カタピラ限定は?
カタピラ限定のない大型特殊免許なら、運転経験がなくても11時間コースです。カタピラ限定つきの場合は普通免許と同じ扱いで、31時間コース(経験3か月以上なら11時間)になります。
農業や建設の仕事で大型特殊を取った人は、そのことを忘れていることがあります。運転免許証の「種類」欄で「大特」があるか、条件欄に「大型特殊車はカタピラに限る」のような限定がないかを確かめてください。限定があるかどうかで、講習が2日で済むか4日かかるかが変わります。
運転経験で講習が短くなるのはどんな人?
最大荷重1トン未満のフォークリフトの運転業務に、決められた期間従事した人です。運転免許があれば3か月以上で11時間、6か月以上なら運転免許がなくても15時間になります。
- 前提は特別教育:1トン未満のフォークリフトを業務で運転するには特別教育が必要です(1トン未満と特別教育)
- 事業主の証明が要る:滋賀労働局の一覧は、受講申請のときに、所属する事業場にその機械があることと、所定の期間運転の業務に従事したことを証明する事業主証明などが必要だとしています
- 私的な運転は数えない:対象は「業務」としての運転経験です
経験の証明書が用意できないときはどうする?
証明が出せなければ短縮は受けられないので、普通免許があれば31時間、なければ35時間コースで受けます。前の職場に頼みにくい、会社がすでにない、といった場合は、無理に証明を集めるより31時間コースで受けたほうが早いこともあります。
教習機関が証明書の書式を用意している場合があるので、申し込む機関に様式があるかを確かめてから勤務先に記入を頼むと、書き直しの手間が省けます。
短いコースを選ぶときの注意点は?
11時間・15時間コースは開講日が少なかったり、設定がなかったりする機関があり、31時間コースのほうが早く受けられることもあります。
- 空き状況を両方聞く:短縮コースと31時間コースの両方の最短日程を聞いて比べます
- 進みが速い:短いコースは「走行の操作」の実技(20時間)がないぶん、ブランクがある人は不安を感じることがあります
- 費用は時間に応じて下がる:11時間コースは2万5,000円前後、31時間コースは4万円前後が目安です(全国の公表料金の中央値)(費用の記事)
自分のコースが分かったら何日で取れる?
11時間なら2日、31時間なら4日、35時間なら4.5〜5日が目安です。平日に連続で休めない人は、土日だけで受けられるコースを探しましょう(土日だけで取る方法)。取り方の全体の流れはフォークリフト免許の取り方と日数で解説しています。
コース設定のある教習機関は、トップページのエリア一覧から地域ごとに確認できます。
対応する教習機関
メーカー系キャタピラー九州 福岡教習センター
キャタピラーグループの登録教習機関。建機系の技能講習を幅広く実施。
協会系福岡県労働基準協会連合会
労働基準協会系の教習機関。県内各地で技能講習を開催。
民間JCフォークリフト教習センター
フォークリフト講習専門の教習センター。Webで日程確認・申込みができる。